物欲に負けたんじゃないKariumNitrate日記

買ってしまった物、または買ってしまいそうな物の記録。ガジェットとか電子機器とか中心になると思う。

Androidのナビアプリ比較

4月になり、昨年1年分契約したNavieliteの契約が切れた。そこで契約を更新するか、別のアプリにするか3月の頭くらいから考えていたのだが、なんだかんだで伸ばし伸ばしにして4月になってしまったので、とりあえずいくつか検討することにした。単独のアプリのレビューは見つかったが、アプリの比較レビューはなかったので、自分の感想を整理する目的も含めて書き殴った。

選択肢

  • NAVIeliteの契約を更新する
  • 有料のナビアプリを使わずGoogleマップナビだけ使う
  • HONDA Internavi LINC
  • NAVITIME
  • その他

多分後で更新する

NAVIeliteの使用感

TOYOTAの純正のナビとほとんど同じインターフェース(以下UI)で無難な選択。

年間3,800円で、年契約のみ。

IS11CAにはちょっと荷が重くUIが重いが、ISW12HTでは問題なく使えた。地図データで約2GB、詳細地図データも合わせて約3.8GB必要とする。Nexus7(2012)ではちょっともたつく時もなくはないが、充分日常用途に耐えるクォリティだと思う。

オフラインで使えるが、一定期間(2週間?)ネット上で認証しないと使えなくなる。Wifiでオンラインの状態で認証(パスワードとか入れる必要はない)すれば使えるようになるので、たまに起動してあげるといいだろう。複数端末で同時使用したことはないが、多分大丈夫だと思う。

2画面表示でヘッドアップの詳細地図とNアップの縮小地図の組み合わせは使いやすい。Wifi等でインターネット回線が使えればVICSによる渋滞情報が利用できるが、あまり恩恵を感じることはない。何となく渋滞してそうなところは避けて案内されてる気がする(気のせいかもしれん)。

気になる点はそれほど多くない。

UIがAndroid向けになっていないので、Androidの戻るボタンを押すとアプリ終了ダイヤログが出ることになる。勝手に消えるわけではないからいいけど、AndroidのUIに慣れているとちょっと戸惑う。おそらくiOS版の移植だからだろう。慣れればどうと言うことはないのかもしれないが、多少は気になる。地名の入力もアプリのキーボードを使うので、使いにくさはないが、予測入力や音声入力は使えない。

PC上で行き先の管理ができない。施設名や住所、電話番号で行き先を指定する。クリップボードGoogleマップのURL等では使えない。人がよく行く施設ならほぼ問題ないだろう。

あと買ってしまえば関係ないが、先の地図をダウンロードしている間に試用期間は終了するので無料で試すことはできない。よほど自信があるのだろう。否定はしないが、自分のスマートフォンで現実的に使えるか確認する機会がないのに買わせるのは糞だ。

Googleマップナビの使用感

何と言ってもAndroidを使う理由の3割は占めているキラーアプリ。ナビゲーションとしての最低限の機能を有しており、最大の特徴はGoogleマップとの連動性だろう。Android上のGoogleマップで行き先を指定すれば使える。従って複雑な場所でもあらかじめPC上で場所を調べて印をつけるなり、URLをAndroid端末に送るなりしておけば場所の指定ができるので、ナビアプリの操作は最小限で済む。もちろん住所や電話番号での検索もできる。その場合入力はAndroidの文字入力なので予測変換や変換履歴も当てにできる。一度案内が始まれば道を間違えない限りオフラインでも案内してくれる。オンラインであればリルートはダントツで早い。そしてアプリの利用料は無料だ。従って有料のアプリを買った場合でもGoogleマップナビの方が使いやすい場面であれば迷わず選択できる。逆にGoogleマップナビが苦手な部分をうまく補えるアプリが望ましいわけだ。

気になる点はないわけではない。

オフラインで使えない機能がある。リルート、キャッシュしていない地図の読み込み、出先での地図検索などなど。007zやISW12HTでのテザリングがあるのでそれほど不便を感じたことはないが、ビルの地下やトンネルの中等インターネット回線が使えない場所では行き先を調べることはできない。

ルートが幹線中心なのでわかりやすいものの場所によっては結構遠回りしている。また、十字路なのに直進する道路がちょっと斜めになっていると「斜め左」とか「右に曲がる」系の案内をするので、音声案内だけで道をたどるのにちょっと不安がある。看板とか車線案内等の装飾は一切ない上に、ナビ画面はランドスケープが少なめなので、人によっては戸惑うかもしれない。

それとGoogleマップは新設された道路の更新がかなり遅い。Googleマップナビで案内する道路がGoogleマップ上ではできてないことが多々あった。

HONDA Internavi POCKET

ホンダ四輪車やバイクのオーナーが使えるアプリ。登録には一般的な個人情報の他、車検証に記載されているような情報が必要。ISW12HTとNexus7(2012)で使ってみた。とりあえず課金のない試用期間があるので設定してみた。地図はくっきりコントラストで見やすい・・・と思ったがNexus7(2012)では字が小さい。字の大きさ変えられるのかな。問題は複数の端末で同時に使用できないこと。権利の委譲はできるので、使うたびに使う端末を切り替える操作をすれば問題はないが、ISW12HTとNexus7(2012)を切り替えて使うつもりなので、ちょっとめんどくさい。よほど使えるアプリなら後で再考することにして一旦候補から外す。

NAVITIME

携帯端末業界では老舗だろうか。さすがにUIも洗練されていて使いやすい。基本的にオンライン前提だが、道を間違えなければ案内はしてくれるようだ。同時起動も問題ない(多分)。UIは凝っていて、地図中心で表示する設定、地図+交差点で曲がる一覧を表示する設定、次の交差点の曲がり方と距離を表示する設定の3つから選べる。おそらく多様なAndroid端末の画面の大きさにあわせた案内方法の切り替えだと思う。交差点の名前を読み上げてくれるのはちょっと嬉しいかもしれないが、バイクの運転中ではあまり聞き取れない。オンラインであればこれといった不満点はないかと思う。PC上で行き先の設定ができるか調べてないが、多分ブラウザでできそうな感じだったので後で調べる。料金も月315円で月単位での契約なのでちょっと試すにはいいかもしれない。

問題はオフラインにある。

リルートが必要になった時に、ネット回線がないとエラーダイヤログが出て、「リルート」と「案内中止」のボタンが出る。これは走行中オンラインになっても自動回復しない。まだそういう状況で試していないが、トンネルの中でGPSも電波も使えない状況で現在地が狂ってリルートしたくでもできない場合、電波が回復しても案内してくれないことになる。一般道ならちょっと停車して操作すればいいが、高速道路ではそうはいかない。その点Googleマップナビはオンラインになったら自動的にリルートしてくれる。ナビを使うのは助手席の人なら問題ないかもしれないが、私は万年孤独のライダーなので、自分で操作しなければならない。そりゃ技術的にはちょっとハンドルから手を離して操作するくらいできるけどこれはちょっと承伏しかねる操作体系だ。何とかして欲しいところである。

その他

いつもNAVI

以前一度触ったが何らかの理由で使用をやめた。ゼンリンの地図だからGoogleマップナビと比較して利点が薄かったからだと思う。

MAPLUS

以前iRiverのCaronaviM3を使っていたが、このナビがエディアのMAPLUSだった。こいつがくせ者で、目的地に100mくらいまで近づくと「お疲れ様でした。案内を終了します。」とのたまって目的地の印を消してしまう。どの建物かわからない。あと高速道路の近くに目的地が有り、ICで降りてちょっと戻るルートの時に、高速道路で移動中でも「お疲れ様でした。案内を終了します。」とのたまって案内を打ち切ってしまう。本当にアホすぎる仕様だった。PCとの連携もできたことはできたが、すばらしくやりにくかった。案内音声の声優の声を入れ替えることができなければ糞である。Androidアプリ版はまだ試していないが、この辺りの糞仕様は直っただろうか。費用にもよるが多分後日試す。

 

で、今はNAVITIMEの試用中。その内トンネルで試して上記で想定した挙動を見せるか確認して捨てるか今後も使うか決める。

 

それよりも!

MapfanのAndroidアプリは出ないのだろうか。以前フィーチャーフォンではMapfanのアプリのナビを使っていたのだが、これが意外と使い心地がよかった。行き先をPCで検索し、携帯にURLを送る。携帯でURLを開くと地図が表示され、画面上でナビアプリに行き先を指定できるのだ。月額制だったが、1~2年くらい使ったと思う。案内音声はかなりうざい印象だったが、次に曲がるまでの距離感がわかりやすかった。Androidアプリにも期待したい。ああ、思い出補正がかかってるかもしれないわ。

 

(追記)2013/6/23
結局Navieliteを継続契約することにした。理由は上記の内容を天秤にかけた結果なんとなく。NavieliteにはAndroidUIとの親和性の悪さ以外特にこれといった弱点が(自分にとって)ないから。Googleマップナビの弱点を概ね補えるので、組み合わせて使うのが自分には適してると思う。以下はそれぞれの使用する場合を何となくの仕分け。

Googleマップナビを使用する場合

  • 端末での入力時間がない程急いでる時(行き先URLをメールで送って指定)
  • 目的地が1つ(または1ヶ所ずつ巡る)で、寄り道しない場合
  • 電池の消耗を抑えたいけど現在位置を把握しておきたい場合

Navieliteを使用する場合

  • 急いでない時や到着時刻にこだわらない時(起動時間がちょっぴり長い)
  • 経由地を指定したい場合
  • 高速道路での移動がメインの場合(SAPAまでの距離がわかるのは嬉しい)

これでいくとGoogleマップナビは普段用で、Navieliteは行楽用になる。無論Navieliteを普段用にしても遜色ない。自分のスタイルにはこれが合っているというだけ。

 

多分続き→Androidのナビアプリ比較2とMapfan for Android - 物欲に負けたんじゃないKariumNitrate日記